
ブレストとは?
ブレインストーミング(Brain Storming:BS法)の略で、アレックス・F・オズボーン氏の考案した複数人でアイデアをだし、育てる手法です。
一人でアイデアを出しても、いいアイデアなのか、悪いアイデアなのか、わからなくなってきます。「煮詰まる」という状況に陥る。そこで複数人で行うことで、アイデアが嵐のように出てくるという寸法です。また自分では思いもつかないアイデアを他人が出すことによりそのアイデアをより伸ばすアイデアを出し合えるというのも利点です。
一人でアイデアを出しても、いいアイデアなのか、悪いアイデアなのか、わからなくなってきます。「煮詰まる」という状況に陥る。そこで複数人で行うことで、アイデアが嵐のように出てくるという寸法です。また自分では思いもつかないアイデアを他人が出すことによりそのアイデアをより伸ばすアイデアを出し合えるというのも利点です。
つまり、相乗効果を与えてどんどんアイデアがでる、集団の創造的思考と言えるでしょう。
Think Different
「Think Different」はApple社のパソコン販売のスローガンです。既成概念を打ち破るときによく使われる言葉です。(意味合いは発想を変えるなど)ブレストでは既成概念は気にしません。好きなようにアイデアを出すことができます。また人のアイデアをどんどん伸ばすアイデアを出す。
論理的思考よりも創造的思考を大切にするデザイナーにはうってつけの概念であり、アウトプットする場所としてブレストは適切です。
論理的思考よりも創造的思考を大切にするデザイナーにはうってつけの概念であり、アウトプットする場所としてブレストは適切です。
ジャストアイデアがいい!
業務の日常ではデザイナーの「創造的思考」は説得力の無さから、採用されるためには証拠(エビデンス)を集めて無理やり論理的思考の味付けを施します。ブレストは、その場の思い付きでもアイデアにつながることが往々して起こります。
ビジネスシーンではよく見る会議とはまったく違うことが想像していただけるでしょうか。数字の報告も、売上報告も、ブレストには不要。ただ、人のアイデアを尊重し作り上げていきます。
ビジネスシーンではよく見る会議とはまったく違うことが想像していただけるでしょうか。数字の報告も、売上報告も、ブレストには不要。ただ、人のアイデアを尊重し作り上げていきます。
ブレストの基本ルール
これは弊社のルールですが、概ね共通していると思うので枚挙しておきます。
人の意見を否定しない
予算がかかりそうなことでも、予算をクリアする先にあるものを見据えるが大切。人件費がすごくかかるようなアイデアでも、スタッフの問題をクリアした後を考える。その人が発言した意図はどんなポジティブなことがあるのか、これを探すのも大切な思考です。
(否定するやり方はディベートという方式になります。ブレスト方式ではありません。)
質より量
ちょっとした思い付きや、気づき、チープな笑い、などもどんどん発言する。たくさんの量から、質は高まるというのが基本的な考えです。
アイデアチェーン
人のアイデアにどれだけのっかれるか、というのも重要なファクターです。人のアイデアを伸ばすアイデアを考えることで質問力も向上します。
決められた時間
弊社では30分アイデアを出し合って、その後でたアイデアを2軸で考えることにしてます。
ブレストによって得られる目標は決められていますので、概ね2軸はファシリテーター(司会者)が用意しています。
ブレストによって得られる目標は決められていますので、概ね2軸はファシリテーター(司会者)が用意しています。
グルーピングのコツ
なるべく、価値観の違う人とやるのがコツです。同じ価値観の人とやると凝り固まったアイデアが発展します。弱いつながりこそ新しい発見があるとする、社会心理学の考え方です。
なぜ、デザイナーなのか?
作る仕事をしていると、直観力が養われます。ですので、裏付けを必要としないアイデアを出す達人です。どんどんアイデアを出していきましょう。
なんにでもつかえるブレスト!
商品開発によくブレストは用いられます。しかし何にでも使えます。例えば「自分探し」や「自分の能力」にも使えますし、商品戦略の見直しにも使えます。単に直感だけでは、ビジネスでは意見が通りません。そこでみんなの直感を集めることによって一つの「意見」としてまとまります。
ファシリテーターの役割
書いてきた通り、好き勝手アイデアをだします。その方向付けはファシリテーターの役割です。
ファシリテーターは、「時間」「目標」をみんなにしっかり意識させるようにしていきましょう。目標と時間さえシェアできいれば、好き勝手なアイデアは真実を捉えることができます!
ファシリテーターは、「時間」「目標」をみんなにしっかり意識させるようにしていきましょう。目標と時間さえシェアできいれば、好き勝手なアイデアは真実を捉えることができます!